症状に気をつける

医師

脳動静脈奇形では動脈の圧が直接静脈にかかることで、様々な症状が現れます。中でも多いのが頭痛です。しかしただの頭痛でも、長引く頭痛や体に他の症状が現れたときは注意しなくてはなりません。 というのも、脳動静脈奇形では静脈に大きな圧がかかり続けることによって脳内出血を起こすリスクが高いからです。一度脳内出血を起こすと出血を起こした部位特有の症状が出現します。頭痛、吐き気、眩暈や視野の異常、両手両足の動かしにくさ、など様々です。 また、てんかん発作を起こしやすい事も知られています。てんかんとは痙攣のことで、俗に言う「ひきつけ」です。寒い時に起こる震えと痙攣の違いですが、震えは意識をすれば止めることが可能ですが、痙攣は止めることができません。また、痙攣を起こす前駆症状として体調不良を訴える方が多いです。

もし脳動静脈奇形と診断された場合、また治療を行ったが奇形部位が残ってしまった場合、気をつけなければいけない点があります。通常の血管よりやや弱い血管が脳内を走行しているため、血圧を上げる行為や飲酒喫煙はお勧めできません。そのため激しい運動や排便時の怒責、重い物を長時間持ち上げる動作などは極力控えたほうがいいでしょう。運動は適度に行い、便秘時は適切な便秘薬を使用、重い物は荷台をうまく利用するなどして血圧の上昇を防ぎましょう。 日常の中で、長引く頭痛や体の違和感、体調不良など感じたらすぐに病院を受診してください。その際はかかりつけの病院に受診することが大切です。早めの受診で脳動静脈奇形からくる症状の悪化を食い止めることができます。